活動報告

南ヶ丘中学校訓練(防災講和)

令和4年12月21日、練馬区内にある南ヶ丘中学校にて、防災講和が行われ、阪神淡路大震災の体験についてお話を聞かせて頂きました。
当時は携帯電話が普及していなかった為、大切な家族や知り合いともすぐに連絡が取れず、被災状況などの正しい情報も受け取れない中、とにかく必死にできる事をした。リアルな体験とともに、備えることの重要性を改めて教えて頂きました。

【阪神淡路大震災から学ぶこと】
1995年1月17日午前5時46分。兵庫県南部で起こった最大震度7の首都直下型地震による被害は、総務省消防庁の統計によれば、死者6,434名、行方不明3名、負傷者43,792名、住家全壊104,906棟、半壊144,274棟、全半焼7,132棟にのぼるとされています。兵庫県の震災前の人口と比べると、約1割弱の人が死亡あるいは負傷していることになります。
また、死因のほとんどは、家屋の倒壊や家具などの転倒による圧迫死であり、即死状態だったとされており、その犠牲者の多くは、戦前の木造住宅が比較的多く残る地域で亡くなられています。
この練馬区にも、老朽木造住宅が密集した地域が残っています。区は独自に田柄、富士見台駅南側、下石神井の3地区を防災まちづくり推進地区に指定し、防災に向けて取り組み強化を行っています。老朽木造住宅の建替え、狭あい道路の拡幅、危険なブロック塀等の撤去に対して助成制度も拡充されました。まずは、練馬区の防災まちづくり課にご相談頂き、出来ることから備えてみてはいかがでしょうか?

【主な助成制度】
① 古い住宅の建替え等の費用
防災まちづくり事業に取り組む地区では、昭和56年5月以前に建築された住宅(旧耐震建築物)の建替え等の費用を助成
[建替え(解体+新築)]    [解体のみ]
助成金額:225万円上限    助成金額:130万円上限
※このほか面積単価等による上限および諸条件あり

② 狭あい道路の解消等を支援
防災まちづくり事業に取り組む地区の狭あい拡幅促進路線沿いでは、狭あい道路(公道)を拡幅する際の土地の寄付に対して奨励金を交付
交付金額:20万円上限
※このほか面積×路線価×0.1の上限あり

③危険なブロック塀等の撤去費用
防災まちづくり事業に取り組む地区の閉そく防止路線沿いでは、危険なブロック塀等の撤去費用の助成金額を拡充
助成金額:17,000円/m上限
※指定路線以外での助成金額:通常8,000円/m上限
※撤去する部分が高さ1mを超えるブロック塀等の場合、その高さに応じた助成額の加算あり

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