活動報告

練馬区の医療・介護体制の更なる充実に向けて

私も長いこと医療現場で働いてきたので、練馬区の医療体制・介護を取り巻く環境については常に気になるところ!

現在、練馬区議会で行われている令和5年予算特別委員会で、順天堂大学医学部付属練馬病院関係経費と在宅療養推進経費に関連した質疑答弁があったので、簡潔に触れたいと思います。

 ≪順天堂練馬病院の三次救急医療体制構築に向けた取り組みについて≫

昨年10月~12月の3か月間、生命の危機が切迫している三次救急相当の重篤患者受入れを24時間体制で実施

⇒結果、

対象患者の半数以上が区民の方。やむなく区外に搬送されるケースが減ることに!

現場で搬送に当たった消防隊員からも、近くの順天堂練馬病院に搬送できることで

多くの命が救えるといった声を頂けたとのこと。

※三次救急医療機関に指定されることで・・・

①脳卒中や急性心筋梗塞等の生命の危機が切迫している患者に、一刻も早く医療提供できる!

 ②感染症拡大時、多様化大規模化する自然災害発災時、複数の診療領域に当たる患者や緊急性の高い重症患者の受入れが可能に!

≪順天堂練馬病院と隣接する慈誠会・練馬高野台病院の連携体制について≫

昨年8月に開院した慈誠会・練馬高野台病院。

回復期リハ・地域包括ケア・療養病棟の3つの機能を備え、急性期を脱した患者さんが安心して在宅に戻れるようサポートする大事な病院です。

その為、順天堂練馬病院と連携することで、急性期~回復期・療養期~在宅までの一連の医療支援が行えることに。

⇒現在、練馬高野台病院の転院患者の内、約2割が順天堂練馬病院から。

転院等の調整も順天堂練馬病院の医療ソーシャルワーカーが週一回練馬高野台病院へ

赴き連携が図られているとのこと。

つまり、医療体制が回る=必要な時に必要な医療が受けられるということ!

≪練馬区の在宅医療に向けた取り組みについて≫

令和3年4月に、区と医師会が連携して、練馬高野台にある医師会館に医療連携・在宅医療サポートセンターを設置。現在、在宅療養支援診療所の数も79カ所。

⇒高齢化がますます進む中で、支援体制の強化が図られています。

在宅医療を支える人たちの連携は?

⇒平成25年に医療、介護関係者と在宅医療推進協議会を立ち上げ、

  現在はオンラインと対面のハイブリッド型の事例検討会を実施し連携強化。

在宅で容体が不安定になった時の病院との連携は?

⇒在宅療養支援診療所の医師が一時的に入院が必要と判断した時は、

  短期間受入可能な協力医療機関の病床(後方支援病床)を整備。

  患者の生活を支えている家族の負担軽減としてのレスパイト機能も装備。

以上、保健福祉費と介護保険会計の予算については他にもたくさんありますが、

練馬区の医療・介護体制の前向きな取り組みが見られましたのでご報告いたしました。

命を支え、安心して暮らせる街づくりを目指して参ります。

#練馬区 #医療 #介護 #順天堂付属練馬病院

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