令和5年1月オープン予定の「社会福祉法人東京都手をつなぐ育成会Leaves練馬高野台」の内覧会に行ってきました。
旧高野台運動場用地に建てられたこの施設は、障害児(者)が地域で安心して暮らせるように、①生活介護事業 ②重症心身障害児(者)の通所事業 ②日中一時支援事業 の3つの事業を行っていきます。
施設名は、自然豊かな練馬区のイメージから「葉(Leaf)」の複数形「Leaves(リーブス)」が由来になっています。また、この「Leaves(リーブス)」には「ページをめくる」という意味もあり、人生の1ページずつを大切にしてもらいたいという願いが込められています。各部屋の名前も「Page〇」となっており、温かみを感じました。
施設内は、車いすでの移動に十分な広さがあり、机も容易に上下可能なもので、作品作りやレクリエーションを快適に行えるよう配慮されていました。
2階は主に自閉症の方のスペースになっており、①「食事をする部屋」「作業をする部屋」など部屋の役割を明確すること、②各部屋にパーテーションで区切られた個人スペースを作ることで、1つ1つの事に集中しパニックを起こさず落ち着いて過ごせるよう工夫されていました。
最後に、3つ目の日中一時支援事業ですが、介護するご家族の高齢化によりニーズが高まっている入浴サービスとなります。通所事業終了後の夕方17:00~19:00に利用できます。私も寝たきりの祖父の介護を経験しましたが、自宅での入浴介助はとても難しかった記憶があります。介護保険制度ができ、訪問入浴のサービスを受けられるようになった時、入浴する祖父の気持ちよさそうな姿を見てホッとしたのを思い出します。是非、無理をせず入浴サービスをご利用頂ければと思います。