令和5年1月28日、練馬区立南ヶ丘中学校にて『避難拠点開設訓練』を実施。
◎そもそも「避難拠点」とは??
避難拠点は、震度5弱以上の地震が発生して、学校の施設が安全な場合に「避難拠点要員」によって開設され、避難者の受け入れや在宅避難者、帰宅困難者等への支援を行う。
・水、食料の配給拠点となる
・避難生活を支える
・復旧、復興関連情報を提供する
・簡単な手当や健康相談を行う
・被災者のために相談所を開設する
・救助等の要請をする
(南ヶ丘中避難拠点運営連絡会「避難拠点マニュアル」より)
今回は、「避難拠点」を開設するまでの流れを実際に行動して訓練が行われました。
まずは、避難拠点として安全に学校が使えるのかを点検する為、校内外を見回り!
倉庫より、チェックシートなどを取り出し、班に分かれて見回り開始!!
建物周辺に地すべり、地割れがないかや、建物にヒビがないかなどなど、
各項目を3段階でチェックして回ります。
※実際はヘルメットを着用して行います
校外を回った後は校内を見回り。
部屋ごとにどこが避難者の受け入れに使用できるかなどチェック!
現在は、感染症対策として、咳・熱症状者は専用の通路から専用の部屋に誘導し、他への感染が広がらないよう細心の注意が払われ、完全に校舎内を区分けします。もちろん使用トイレも別に設置!
また、乳幼児や妊婦さんなどの専用の部屋や、着替えなどを行う更衣室なども設けられます。
今回、訓練を通して、更衣室として予定していた部屋が、プライバシー保護の為の仕切りが不十分だということが分かったので、稼働式の仕切りがある部屋と場所を変更する意見を出しました。
その他、避難者が来た際に、指示が無くても一目で必要な場所へ移動できるように、人の動線に配慮した目印を掲示板など最大限に活用しながら設置することなどを確認。
救急車両が来た際に校庭のサッカーゴールをどかさないといけないことなど、改めて認識することもたくさんありました。
課題を整理し改善することで、発災時でも十分落ち着いて行動できるよう、今後も行政と一体となって区民の皆さんと防災・減災にむけた取り組みに励みたいと思います!!