令和4年11月19日、光が丘公園けやき広場にて、JAあおば主催の『第25回農業祭』が開催され、新鮮な農作物や季節の果物、色とりどりの花や植木、練馬大根を使った漬物などが販売され、農や自然の恵みの尊さを感じられるイベントでした。
また、入場口近くには、イベントの目玉である地場野菜をふんだんに使った「宝船」(写真参照)が展示され、来場者を楽しませていました。この「宝船」は子供食堂に寄付され、子どもたちの温かな居場所と食事を提供することに役立てられます。
話は変わりますが、練馬区は、令和元年11月29日から3日間、『世界都市農業サミット』を開催しました。分科会やシンポジウムだけでなく、ネリマルシェや練馬大根ひっこぬき大会など関連イベントも盛大で、区外から多くの方が参加されました。
農業の活用方法は、世界各都市によって異なります。ニューヨークでは貧困対策として、ロンドンではコミュニティ農園や学校農園として、ジャカルタでは都市の乱開発に対抗する手段として。このサミットの開催により、各都市によって活用方法は異なっても、共通して都市農業が大きな意義を持つ事を再確認し共有できたと思います。
更には、開催後の定例区政報告の中で、前川区長は「客観的にみて練馬区の都市農業の在り方が一番進んでいる。」と報告されました。理由は2つです。
①住宅と農地が混在して市民生活の中に溶け込んで進んでいる。
②一般の自由競争市場ではなくて、生産緑地として法的に保護されている部分はあるにせよ、ビジネスとして成り立っている。
今後も各都市とのネットワークを活かし、情報や意見を交換しながら、都市農業の魅力と可能性を世界的に広めていきたい。練馬の都市農業の更なる発展をしていきたい。そう強くご発言されていたのが印象的でした。
あれから4年。
令和5年11月に、全国都市農業サミットの開催が決定しました!!
最近は、都心で生活をしながら農に触れたいと思う若者や子供たちが増えています。私自身も、減少しつつある都市農業の保全に向けて、国や都と連携をし、制度の見直しを含め区民の皆さまの理解が深まる活動をしていきたいと思います。